距離だけでこんなに違う!?無駄な力を使わないやり方
最近他の作業があって滞ってました…m(_ _)m
合気道をやったことが無いという、そこのあなた
合気道はまったく力を使わないわけではないんです。
無駄な力を使わないのです。
というわけで、今回は物理的な距離のおはなしです。
突然ですが皆さん、腕立て伏せはできますか??
1回でもできるのであれば、これから書く2パターンのやり方をぜひ試してみてください。
A:身体を床に付けた状態からプッシュアップして腕を完全に突っ張った状態にする
B:腕を直角に曲げた(身体は浮いている)状態からプッシュアップして腕を完全に突っ張った状態にする
どちらの方が力を使った感がありますか?
多分Aの方がキツかったのではないでしょうか?
そうです、力が入りにくい腕の位置からのプッシュアップなのでその分エネルギーが
必要だったのです。
感覚の違い
距離における力の使い方が出来ているか出来ていないかでかなり実力が変わってきます。
感覚的に最初から出来る方もいますが、全くの未経験者や経験が浅い方は
どうしても自分の力が効果的に使える距離が分からなくて戸惑うことが多いようです。
特に合気道においては技が成立するかしないかがこの辺りに大きく関わってきますので
この感覚が分かった瞬間から大きく上達するでしょう。
逆にこの感覚が分からないうちはどうしても腕力頼りになるので
肩に力が入り、効率的に動くことが出来ないとも言えます。
じゃあどうやってその感覚を身に付けるの?
結論から言ってしまいますが、まずは以下のことを「知ること」です。
①その時の姿勢で自分の力が一番入りやすい腕の位置と身体との距離
②距離に応じた腕の使い方
③その時の動きで自分が身体のどこの筋肉を使っているか
もちろん最初は考えながらですが、次第に考えなくても出来るようになってきますし、
技の型の中で、その距離に適した腕の使い方を示している場合もありますので、
技の型をただ見るのではなく、
「どうしてその技はこんな腕の使い方をしているのだろう?」
と考えていくと次第に見えてくるのではないでしょうか?
これは推測ですがこの辺りが合気道が力が要らないと言われている所以ではないかと思います。
なので、力が要らない合気道を身に付けるためには、一朝一夕では難しいというわけですね。
何事も地道に一歩ずつ…
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