実は超重要!?合気道の構えと重心

これを知っていれば合気道の初心者卒業!!となれる話を今回やっていこうとおもいます。


さて、合気道未経験のみなさんは、

合気道の「構え」や「重心」って想像つきますか?

なかなか想像がつく方はいないんじゃないかと思います。

実は必ずコレって決まっているものじゃないからなんです。

とはいってもですね、ある程度の基準というものも存在しますので、

今回はその辺を少しだけ解説していきます。

超当たり前な事実

大前提なのですが、合気道は「武」です。

誤解を恐れずに言ってしまうと、

相手を倒し、自分を守る技術

です。


なので、相手より弱いとダメなわけです。

この場合の「弱い」というのは腕力や体力ではなく、姿勢や重心という意味です。

ではどういう状況なのか説明したいのですが、私は絵を描くのが非常にド下手くそなので、出来るかぎりシンプルに皆さんが想像しやすいもので説明していきます。


当然ですが問題です。

あなたの目の前にある1本の棒が自立しています。

では次のうち、押すと倒れやすい棒はどちら?

長さや素材等の言及していない物はどちらも同じとお考え下さい。

A:棒の上端におもりがついている

B:棒の下端におもりがついている

当然こたえはAですね。

重心が高い位置にあると倒れやすい、というのはまだ想像しやすいのではないでしょうか。


では次の問題

あなたは足を前後に開いて平均台を渡っています。

ではあなたはどちらの方向から押されると体勢を崩しやすいですか?

A:進行方向と同じ前後

B:進行方向と垂直な左右

分かりにくいなぁという方はぜひ足を前後に開いてどちらから押されるとイヤか確かめてみてくださいね。

大抵の方の場合、答えはBですね。

前後に開いていて前後から押される場合は足でふんばれますが、横から押されるとふんばる足も場所も無いので簡単に平均台から落ちてしまいます。


という感じでざっくりまとめますと、

重心の高さ&足の位置によって人は押される力に対して強くも弱くもなるのです。

つまり「不安定な姿勢」と「安定した姿勢」の認識がここで生まれるということですね。

スポーツや武道をする方には当たり前なんですが、

あまり身体を動かさない方はちょっと意識する必要が出てきます。



合気道においては?

ではこれらが合気道において、どう活かされるかというと…

技を掛ける人はそれらの不安定な体勢を取らないこと、

逆に技を受ける人に不安定な体勢をあえて取らせる

ということが意識してできるようになると、やっと脱初心者です。


自分自身の体勢が安定しているのか、不安定なのか

技が上手く相手に掛けられないのであれば不安定にさせなきゃいけない

すごくシンプルですが、非常に重要なことなんです。

スポーツも武道もやったことが無い方は自分の姿勢が不安定なんてことは

もちろん最初はなかなか分からないのですが、

合気道を習っているうちに自分で気づいたり指摘されたりして徐々にわかってきます。



じゃあどうしたら良いのさ?

とはいっても最初にある程度の正解がわからないと結構むずかしいんですよね。

なので、日常生活でも安定した姿勢をとるためのポイントを3つほど紹介します。


①腰を後ろに反らせない

体感するとよく分かるのですが、腰を後ろに反らせた状態でやりやすい動作なんて

リンボーダンスやマトリックスのモノマネくらいしかありません。

というより、よっぽどの状況でないと普段の生活ではやらない姿勢ですよね。

この状態は重心が不安定で少し押されるだけで簡単に倒れてしまいますし、

姿勢を維持するだけで腰や腹筋周りも結構つらいので、

この体勢は個人的には絶対に維持したくない姿勢の1つです。


②爪先重心を意識する

正確には足の親指根元の母指球あたりに重心を置いて、かかと重心にならないことです。

かかと重心になると①でお話ししたように腰が後ろに反りやすくなります。

試しにかかとだけを床につけて歩いてみてください。

結構不安定な感じがしますよね。

合気道の技を行う場合も同様で、かかと重心で行うと結構フラフラしたり、

足運びがあまり上手く出来ないという現象が起きやすくなります。


③膝を軽く曲げる

膝をまっすぐにして立つというのはありますが、

合気道などの武道の世界では膝をまっすぐにするという動作は

あまり推奨されないことが多いです。

膝を伸ばすということは重心が高いということにもなりますし

とっさの動きをするには膝を軽く曲げて伸ばすための余裕を作らなければなりません。

膝を伸ばすと地面を蹴って移動するために一度曲げて、伸ばすという

2動作が必要になりますので、どうしても次の動作が遅くなります。

意識してこれをやろうとすると最初の方は膝がプルプルする方もいるかもしれませんが、

慣れてくるとむしろ自然体の様になってきますので、

これが平然とできるようになっていれば合気道以外のスポーツや

武道の動きもスムーズになるでしょう。


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というわけで、今回は姿勢と重心のお話でした。

絵図で説明できなくて少々心苦しいのですが、

皆さんの想像力のトレーニングということにしてくだされば嬉しいです(;'∀')


自分の体勢が相手より強固であれば、相手の力に大きく体勢を左右されることなく

動くことができるので、中級者以上はこの意識必須となってきます。

普段の日常生活でも鍛錬代わりにやってみるのはいかがでしょうか?


そして相手の体勢がどうなれば崩れやすくなるかを理解することができれば…

合気道を学ぶ上でとても強い武器になりますので、

優武館の現会員の皆さんにはぜひ意識して頂ければと思います。


それでは今回はこの辺りで終わりたいと思います。


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