『守られるため』に合気道を習う

…タイトルおかしいですよね?

普通、自分や大切な人を守るために護身術を習いますよね。


と思われた方

いえいえ、ちゃんと理由があるんですよ。

一般的な護身術のイメージ

護身術も色々ありますが、おそらく巷で流行っている護身術の一般的なイメージでは抱きつかれた、掴まれた、殴られそうになった、ナイフを突きつけられた等の状況下で反撃をする、というものだと思います。

その場合の「反撃」というものは大抵相手の顔面を拳や肘、膝で徹底的に攻撃して無力化するというものが多いのではないでしょうか?

特に海外系の護身術はその国の治安環境を基にしているので日本の武道よりもその色が強いのではないかと考えています。


ただ…法治国家の日本でそのレベルをやってしまうと場合によっては護身を行使したこちらが「被害者」になってしまう場合があります。


というのも、いくら正当防衛だろうと相手を必要以上に痛めつけると「過剰防衛」という域になるので逆に加害者である相手から傷害罪や暴行罪で逆告訴されかねないこともあるわけです。

もしあなたがその場を切り抜けて脱出した後で加害者が被害者を装って警察に駆けこんで被害届を出す事だってできます。

だって加害者側には分かりやすい被害(打撲の跡など)が目に見えて残っていますよね?

警察からしたらケガをした人とケガをしていない人、どちらが被害者に見られやすいかと言われれば言わずもがなです。

これがある意味で打撃中心(特に海外系)の護身術の弱点でもあります。


日本における護身術に必要なこと

ちなみに私自身も空手を長年経験している人間なので打撃そのものの有用性は非常に感じていますが、いざそれをやると確実にケガをさせてしまう(加減が難しい)とも感じています。

なんであれ結果的にケガをさせた方が悪者になりやすいのが残念ながら日本という国と環境です。

そして私たちはそこに住んでいます。


優武館として考えている「護身術」というものは対人だけのものを指してはおらず

対社会的・対法律的の意味合いも含めて考えています。

社会や法律が敵に回らないようにそこからも護身する必要があります。

出来るだけ相手にケガをさせず、尚且つ自分がケガをしないこと。

そのうえで警察や周囲の人、そして法律などに守ってもらうように相手を必要以上に傷つけないことが出来れば、万が一加害者が悪質で被害者を装う様な人物であっても護身することが出来ます。



現代日本における合気道の有用性

基本的に合気道は技術体系として関節技がメインのため、しっかり学んで体得できれば打撃と比べて加減が効き、必要以上に相手を傷つけず無力化することが可能です。

また無力化している際に大声で周囲に協力を要請することも警察が来るまで耐えてそこから引き渡すことも可能ですので、法治国家である現代日本では非常にマッチした護身術とも言えます。

また、もし皆さんの周りに「合気道を習っているよ」という方がおられましたら、どういった印象を抱きますか?

少なくとも威圧感や怖さなどのマイナスの印象はないのではないでしょうか?

むしろ男性であれば文武両道感、女性であれば大和撫子な印象がついて同性にも異性にも好印象を与えられます。

当然それ以外にも就職活動や仕事関係でお客様との会話のネタとして使えるのでお仕事関係でも良い影響が考えられます。

結局のところ、対人関係は印象で良くも悪くも変わってきますので、良い印象になるものを実践して公言すれば様々なところで「社会的信用」として働くのではないでしょうか。

良い人間関係はいざという時にご自身を「守ってくれる」存在にもなります。





以上です。

確かに自分の身は自分で守るということは大原則なのですが、どうしても勝てない相手(社会、法律など)には守ってもらう方が不利益が少ないのは事実です。

であればその勝てない相手を味方にしやすい行動を取っていくのも護身術の一種ではないでしょうか?

では最後にまとめましょう


まとめ

・日本国内において打撃を中心とした護身術は程度によっては社会や法律が敵になる場合があるため、出来るだけケガをさせない護身技術(関節技主体の武道 例:合気道)が適している

・護身術は自分が武力を行使するだけでなく、社会的信用を構築することでも可能

・上記の2点が満たされる武道である合気道やってみませんか?(´▽`)



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