腰を痛める動き方

武道に限らず、日々を快適に過ごすためには病気はもちろん、ケガなどで体の部位を痛めるということに気を付けなければいけませんのは皆さん何となく分かりますよね?


そして多くの方が痛めやすい「腰」

腰を痛めてしまうと何をするにも痛みが伴い行動力が無くなってしまいます。

それは合気道においても例外ではありません。

腰を痛めてしまったがために稽古が続けられなくなったという方も以前目にしたことがありました。


合気道も身体を動かしますので、動き方や姿勢を気を付けないとやはり腰を痛めるリスクというものはあります。

なので今回は腰を痛めるような動き方や姿勢を少し紹介したいと思いますので、現在稽古をしている会員さんやこれから合気道をしてみようと検討している方に少し知っておいていただきたいなと思い、書いていきたいと思います。


多くの場合で腰を痛める動きの大半は以下の2つ


腰を痛める動き その1:前傾

要は前かがみになるという動作のことですね。

恐らく腰を痛めた多くの方はこの動きの際にグキッ!ってやってしまったのではないでしょうか?

実は前傾姿勢は合気道において技を行う際にも若干取らなければならない状況があります。

ですが…この時の腰への負荷を軽減するための動き方もあります。

この負荷を軽減出来れば健康寿命ならぬ稽古寿命も伸ばすことが出来ます!

その動き方は「腰を痛めないために」にまとめて書いておきますね。



腰を痛める動き その2:後傾

こちらは腰を仰け反らせる動作ですね。

上の前傾も同じですが、これらの背骨を曲げる動きは椎間板を圧迫するのでその際に痛みが走るようですね。

こちらの動きは合気道において技を掛ける側はやらない(やってはいけない)ですが、技の受けを取る際は仰け反らされて倒されるというパターンがよくあります。

こちらについては早めに受身を取りに行くことである程度回避可能です。



さて、この腰を曲げる動きは日常生活においても合気道においても取らざるを得ない動きではありますが、ある動き方をちょっと覚えておく&実践するだけでリスクを軽減できます。

それについても少し紹介しておきます。


腰を痛めないために

取り扱う重量物が体から遠いところにあると腰を前傾しなければならなくなりますよね?

そうなると腰への負担がその距離に比例して大きくなります。

なので重い物(力を使って取り扱うもの)があれば出来るだけ身体の近くで取り扱うなどの工夫が必要です。

例えば重い物を持ち上げる際は腰の曲げ伸ばしで持ち上げるのではなく「膝」を曲げて足の屈伸で持ち上げる。

片足を一歩前に出して距離を縮めてその分腰を曲げないなど。


また、身体を捻った状態や腰を曲げた状態で長時間作業するのも腰を痛める原因になりやすいですので、長時間の作業時は出来るだけ腰を正しい位置でかつ頻繁にストレッチなどで動かすことも必要です。


ちなみに厚生労働省が出している腰痛対策の詳しい資料もありますのでお時間があればそちらもご覧ください。

-腰 痛 対 策 - 厚生労働省-

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/0911-1d.pdf


今年もあとわずかですね。

高知も先週から急に気温が下がってきて寒さで身体がこわばってきます。

寒さでこわばると更に関節や筋回りのケガが多くなってきますので、運動前には十分体を温めてから動きましょうね。



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