イメージの魔法
皆さんは会話の中で「例え」というものを使うことはありますか?
説明しても上手く伝わらない際によく使う場合があるかと思いますが、
それは動き方という言語化しづらいものを教える合気道においても結構重宝されます。
特に初心者の方に対して「相手の腕を捻って」ということを伝える場合、どの方向に、どの位置で、どのように捻ればよいかを伝えないといけません。
ですが、この位置で、この方向に、こういう捻り方で…と伝えても大抵の方は動くことで精一杯で理解が追い付かない場合が多いのです。
そういった場合はその方が身近なものに例えるとそのイメージで一瞬で理解できてしまうことがあります。
それが「例え」、昔の言い方をすると「口伝(くでん)」といいます。
技にもよりますが、私の場合は
「雑巾を絞るように」
「バイクのアクセルを捻るように」
「斜めに切り落とす」
などで例えることがあります。
殆どの方はこれだけで結構理解できてしまうので、とても面白いですよね。
ちなみにこの例え(口伝)というものは昔々はそう簡単に教えてもらえるような内容ではなかったそうです。
いわばその流派にとっての秘伝に当たるものなので、ある程度稽古した人間に対してしか教えられないということです。
何故ならこの例えで簡単にその流派の技をマネできてしまい、コツが簡単につかめてしまうからです。
時代に環境によっては、その流派の技が簡単に研究されてしまうと、他の流派が売りにしている技術が流出してしまい他流派に対する優位性が失われますよね。
現代的に言い換えれば特許の様なものでしょうか。
ですが、残念ながらこの現代の情報社会においてはその口伝も秘匿にするメリットが薄れてしまいました。
いくら秘匿にしていても情報は漏れてしまうものですし、同じような技術を持っている他流や他の格闘技でも同じ理屈でその技を行っている場合が多いので有名なものほど常識化してしまっています。
なので私は初心者の技への理解や上達を早めるためにこういった口伝を利用しています。
どんなものでも理解できるようになってからが楽しさへの一歩ですしね(*'▽')
そのため、優武館の合気道は、武道未経験の自分には難しいと思っている方ほど意外に自分は出来るんだ!と自信になりますので、是非一度体験されてみてはいかがでしょうか?
体験のお申し込みはページ上部の「体験申し込みフォーム」または事務局の電話番号までお問い合わせください。
皆さんの体験参加をお待ちしております(*'▽')」
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