それはウソ!?ホント!?デマ情報から護身する
高知県内でもコロナ感染者がかなり増えてきた今、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
正直、政府がオリンピックを決行する時点で感染拡大は間違いないので
それなりに身構えていましたが…まぁ案の定でしたね。
高知市内では非常事態宣言が発令されて、
この記事を書いている時点で高知県内の感染者が78人だそうです。
なんとか減少してほしいものですね。
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話は変わりますが、TwitterなどのSNSを見ていると
「これホント??」という情報を見ることはありませんか?
例えば、この新型コロナの蔓延する中でよく見かけるのは俗に言う『陰謀論』
ワクチンにはナノマシンが入っていて監視される~、とか
マスクは不要だ~、などの一般の方には判断が付かないような情報は聞いたことありませんか?
中には本当の情報もあるかもしれませんが、
正直、判断のしようが無い情報がほとんどではないでしょうか。
さて皆さんは
情報を信用する基準はお持ちですか?
基準を持っている方も、持っていない方もぜひ最後までこの記事を読んでいただけると嬉しいです。
今回はそんな情報過多の中でデマ情報から護身できる考え方のポイントを紹介したいと思います。
デマから護身するポイント①:自分に都合の良い情報だけを聞かない
『確証バイアス』と呼ばれるものがあります。
簡単に説明すると、自分の先入観に基づいてそれを立証するような情報ばかり調べてしまい、
その情報に不都合な部分は否定する、もしくは調べようともしないような状態は確証バイアスが働いていると言えます。
例を作りますと…
あなたは自粛続きでストレスが溜まっている状態です。
年に2回は行っていた旅行も行けず、外出時のマスクにもうんざりしています。
そこで「マスクなんて必要ない!コロナは風邪だ!」というデマ情報が流れたとします。
もしそれが真実なら自分の不満は解消され、旅行にも行けますしマスクだって付けなくていいわけです。
つまり都合の良い情報ですね。
ですがそれが真実かは分かりません。
あなたはそれに関する情報を調べ始める訳ですが…
大抵の場合は「それが真実である」という情報ばかり調べてしまい
それが間違いだという情報はあまり調べようとはしません。
何故ならそれがデマ情報であればまた自粛でストレスだらけの日々が続くからです。
そうしてデマ情報を信じ込んでしまうわけです。
全ての人がそうとは限りませんが、一定数そういう方がいるのは事実です。
なので、これに関しての対策ですが…簡単です。
何かしらの情報の真偽を調べる際は『確証バイアス』というものがあるということを知っておいてください。
そして受け取った情報はすべからく裏付けになる情報と反証になる情報を出来るだけ均等に調査しましょう。
それだけで自分目線でしか知らなかったこと以外のモノの見方が出来るようになります。
自分の考え方の視野をもっと広げたいな~という方はぜひ実践してみてください。
デマから護身するポイント②:権威に騙されない
これはデマ情報以外でも商品紹介(例えばテレビショッピング等)でも見かける手法なのですが、
こんな文言は見たことありませんか?
「国立○○大学名誉教授」
「▲▼研究所所長」
「~~医学博士」
パッと見、地位がある人ですよね。
そしてそういうエライ人が言うことなら本当なんだろうな~と思いませんか?
その考え、非常に危険です!!
どんなに地位がある人が発言していても、その情報の真偽と発言者の地位は
基本的に一切関係ないんですから。
これは『権威への服従原理』や『ミルグラム効果』と呼ばれるもので、
マーケティングの技法でよく使われるものです。
たしかにその辺の一般人と社会的地位がある人が同じ情報を発信したとしても
後者の方が何故か説得力がありますよね。
こういった何かよく分からない地位を持った人が言っているから…というのは
情報の信用材料にするのはあまりよろしくありません。
その地位だって何十年も昔に取得したものであったり、少しお金を出せば手に入る程度のものかもしれませんよね。
特にSNSが発達した現代では「何の情報」がというより「誰が発信した情報か」ということで
その情報の広まりかたが遥かに違います。
なんなら社会的地位でなくともフォロワー数ウン百万人のインフルエンサーが発信した情報というだけでそれが真実であれデマであれ、信じてしまう人が多くいます。
なのでデマ情報から護身するためには「こういうスゴイ人が言ってたから」という理由を
判断情報にするのは止めましょう。
デマから護身するポイント③:口コミを信用しすぎない
これは『ウィンザー効果』と呼ばれるもので、
人は直接伝えられる情報以上に第三者からの情報(特に評価)は信頼性が増す、というものです。
要は『ウワサ・口コミ』に近いものですね。
例えば、意中の女性から「あなたが好みのタイプですよ」と言われるよりも
その女性の友人から「あの子は君のことが好みのタイプなんだって」と言われる方が
何となく信憑性があって嬉しくなりませんか?
それに直接当事者から伝えられる情報はお世辞や裏があるんじゃないか?と警戒してしまいませんか?
という感じで直接的な利害関係がない相手からの情報は信用しやすいわけです。
違う言い方をしますと、
デマの発信源からの情報よりも、その情報を信じ込んでしまった自分の家族や友人たちから
そのデマを聞くと心理的なガードが下がり、自分も信じやすくなります。
非常に危険ですよね。
これを上手く使った悪質なビジネスは数多くあります。
そして性質の悪いデマ情報なんかもこのように広まってしまい、
「こんな良い情報を手に入れたんだからみんなにも教えてあげよう!」
なんて善意の人が見かたを変えれば悪質なデマの広告塔になってしまうわけです。
ではこれに関しての対策ですが、
どんな関係性の人の情報であっても常に半信半疑くらいで受け取りましょう。
もちろん表立って態度に表す必要はありません。
後でこそっと自分で裏をとればいいんです。
特に家族や友人からの儲け話、宗教や占い、保険、医療関係(新型コロナなども含み)
なんかは特に注意して見てください。
自分がどこか誰かの加害者になってしまわないようにくれぐれもお気をつけて!
といった感じで、今回はデマや噂話からの護身方法について紹介してみました。
身体を鍛えたり、技を磨くだけが護身術ではありません。
知識も立派に護身のための武器になりますので、
この新型コロナで非常事態宣言が出て、また自粛を強いられている今のうちに
少し勉強してみてはいかがでしょうか?
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