日本人の60%以上!?合気道の大敵『浮き指』とは
突然ですが皆さん、
素足を床に付けてみてください。
そして、はがきくらいの紙を足の指に下から差し込めますか?
差し込めたあなたは足の指全てに体重が掛けて立っていない(指が使えていない)ということです。
それが『浮き指』です。
または靴の裏のすり減り具合を見て、かかとのソールだけ以上に減っている場合も浮き指の傾向があるそうなので要注意です。
ちなみに現代の日本人の男性では6割、女性では8割ほどの方が浮き指傾向にあるそうです。
そしてこの浮き指…合気道をやるうえで非常に厄介なクセなのです…
浮き指の原因
浮き指になる原因は主に
サイズの合っていない靴を履いている
というものがあります。
特に成長期の子供においては少し大きめの靴を履くなんて場合もありますよね。
例えば上履きの様にサイズが大きめでかかとの固定が甘い靴を履くと、
足の指を上に反らせて靴が脱げないようにするクセが無意識についてしまい
浮き指が加速するという話があるようです。
また、昔の様に下駄や草履などの鼻緒のある履物を使わなくなったことで
足の指を握る方向で使う機会が無くなったことも原因の一つらしいですね。
浮き指になるとどうなるのか
人の足は爪先も含めて体重を分散させる構造ですが、
足の指を使わないということは別の部位にその負荷が掛かります。
試しに足の指を全て浮かしてまっすぐ立ってみてください。
おそらく『かかと』に重心を一番感じられるのではないでしょうか?
この、かかと重心が実は相当な悪癖になります。
かかと重心になると自然と腰が反ってしまうので、それだけで腰に負担が掛かります。
また、その腰が反るのを戻そうとして腰が引けた体勢になったりして猫背や膝など身体中のあちこちに負担が掛かってしまう形になります。
ちなみに合気道は正しい姿勢で行うことで無駄な力に頼らず技が掛けられますが、
裏を返せば姿勢が悪いと力に頼らざるを得なくなり、合気道の求めるところとは違う方向に行ってしまいます。
特に転換という相手の攻撃をいなす方向に動く体さばきは自分の軸をしっかり作って回ることが必要なので、かかと重心だと身体の軸がぶれてふらつき易くなります。
他にもかかと重心によって腰を反らすという体勢は外力に対して非常に弱い体勢なので、
合気道 優武館としてはタブーな体勢の一つとしています。
余談ですが、浮き指は足の指が自由に使えないので、足の踏ん張りがきかず
かけっこなんかで走るのが遅いという場合もあるそうなので走るのが遅いお子さんは
もしかしたら浮き指かもしれませんので確認してみてはいかがでしょうか?
浮き指を治すにはどうするのか
どんなものにも共通して言えることですが
まずは意識する
ということから始めましょう。
今の自分の体勢や重心が反り腰や猫背、かかと重心になっていないかを自分の感覚でまずは認識しましょう。
もっと分かりやすく言うと、間違いを知っておこう、ということです。
今自分の体勢が間違った体勢だなと感じればその度に修正するのが最初の一歩です。
次に、サイズの合っていない靴は捨てて新しくサイズに合ったものを買いましょう。
足長だけでなく足回りの幅や甲の高さなんかもフィットには必要なデータです。
おそらく靴屋で測定もできますし、事前に自分で測って服のサイズなどと同じように知っておくと靴のサイズが合わせやすいです。
足のサイズの測り方はこちらのサイトなんかが分かりやすいのではないでしょうか?
更に、足の指を使う練習をしてみましょう
足の指でじゃんけんをしたり、足の指で何かを掴む、はさむ練習をすると良いようです。
足がつらないようにだけ気を付けてやってみてください(;^ω^)
もしくは普段から鼻緒のある履物を履いたり、
浮き指対策のインソールなどの矯正器具を使うのも良いのではないでしょうか?
もうすぐ夏なのでお祭りに合わせて鼻緒のある下駄や草履なんかもオシャレで良さそうですね
というわけで、今回は合気道の大敵である不安定な姿勢の原因の一つである
『浮き指』について紹介してみました。
自分の身体であっても無意識なクセというものは他人に指摘してもらえないと
中々見つけにくいものですよね。
普段の生活ではきっと見つけにくいものも合気道等の道場では意外とすぐに発見できるかもしれませんので、ためしに無料体験しに来てみてはいかがでしょうか?
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