合気道を学ぶことで変わること
合気道以外でもそうなんですが、ある分野をやり込んでいる方って、やったことが無い方と比べて色んな面で違いが出てくるんです。
場合によっては動き方だけでなく、考え方や普段の行動そのものが変わってくる場合もあります。
今回は私が今まで合気道に携わる中で感じた、一般の方と合気道をある程度やった方を比較するとこんなところが変わっていきますよ、ということを少し紹介したいと思います。
若干のネタ要素もありますので、当てはまらねーよという方も笑ってご覧ください。
合気道をやって変わること その1:力の使い方
これに関しては合気道を学んだ方は間違いなく同意できる内容だと思います。
例えば合気道の技には相手の手を捻る動作が生じるものがあります。
その捻る際、一般の方々は自分が持っている相手の手を大抵自分の手先(手首だけ)で捻ろうとします。
対して合気道をある程度やった方は手先ではなくもっと体幹に近い動き(肩~腰の回転)を使って捻ります。
こうすることで手先で捻るより非常に小さい力で楽に相手の手を捻ることが可能です。
他にも何かを押したりする際には体の使い方を知らないと腕の曲げ伸ばしで押そうとしがちですが、身体の使い方を知っている人は重心の近い腰から移動することで無駄に腕力を使わないで押すことが出来るようになります。
まとめると、非常に無駄の少ない効率的な動き方を出来るようになってきます。
合気道をやって変わること その2:若干Sっ気に目覚めかける
例えば合気道には四教という基本の技があります。この技は相手の身体にある痛点(押されると非常に痛いポイント)を自分の身体の固いところ(主に手の人差し指の付け根の骨)で圧迫して、入り方によっては痺れを伴い飛び上がるくらいの痛みを与えることが出来ます。
最初は体得するのが難しいこの四教が上手く出来るようになるとかなり少ない力で耐えがたい痛みを与えることが出来るので、後輩などにこの技を掛けると面白いように相手をコントロールできるのでそこでSっ気に目覚めてしまう方がいます。
(ただし相手と良好な関係性を持ったうえでやらないと険悪になりますので要注意ですが…)
合気道をやって変わること その3:健康に気を遣う
手段が目的化されて、健康のために合気道をやるのではなく、合気道をやるために健康でいようとしてしまいます。
…というのは半分冗談で、合気道は結構自身の健康状態が技に反映されるので、自己管理が少しづつ必要になってきます。もちろん健康で自由に動ける状態であれば綺麗に効果的に技を使うことが出来ますが、身体に不調があるとどうしても技が上手く出来なかったりします。
なので、自分で生活習慣をある程度見直すきっかけにもなります。
合気道以外にも運動を始めたり、サプリメントを使って見たり、普段の姿勢を改善してみたりするなど、何もしていない状態よりも合気道を始めることで健康に近づこうとする意識が働く方もある程度いるように感じます。
合気道をやって変わること その4:少しだけ自分に厳しくなる
合気道、というより「道場」という場による効果ですが、楽しんでいる方ほど自分に厳しくなります。
最初の内はこの技の動き方は分からないからこれで良いか~、と思っていた人が合気道にのめり込んでいくうちに、自分に厳しく技の完成度を高めようとし、納得がいくまでこだわっていくようになっていきます。
技術以外の面でも道場という場は多くの人と出会います。もちろん自分よりいろんな面で優れた方と知り合うこともあるので、非常に良い刺激となりその人に追いつこうと頑張る方もいました。
自堕落な集団でしかないのであれば誰も良い方向に努力しようなんていう方は発生しませんが、道場に所属する≒今よりも何かしらの形で良くなろう!という意識を持つ方が集まっていきますので、そういった面で上昇志向が身についていくように感じます。
合気道をやって変わること その5:相手の立場に立って考える目線が鍛えられる
合気道は一人だけではほぼ稽古が出来ません。他者がいることで成り立つ武道です。
特に関節技や投げ技を互いに掛け合う稽古方法なので、相手への極まり方を注意しながら技を掛けないとケガさせてしまいますし、相手側としても同じことです。
なので、互いを思いやることで互いが上達していけるわけです。
これによって自分の技の極まり方が今どれほどなのかを相手目線になって想像したり、稽古相手が腰痛などの不調を持った状態で稽古する場合は相手を気遣いながら過度な負荷を掛けないようにすることが出来るようになります。
もちろん相手の立場に立って考えられるようになると当然ながら人間関係において非常に有益ですので、そういった意味で合気道を学ぶのもオススメできますね。
合気道はそれほど高くない月会費でこういう副産物的に良い影響が期待できます。
健康以外にもたくさん良いことがありますので、自分の人生を豊かにしてみたいと思っている方はぜひ年明けから体験されてみてはいかがでしょうか?
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今年の記事は多分これが最後かなぁと思います。
皆さんは今年はどんな年でしたか?
大変だった年のあなたも、良い年になったあなたも、次の一年を明るく迎えられますように!
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