雑記
年も明けまして、仕事が始まり、そして新型コロナの感染者がまた増えている昨今
皆様いかがお過ごしでしょうか?
合気道指導員の私はコロナどころか風邪なども引くこと無く日々を過ごせております。
さて、昨年に優武館で合気道の指導をスタートしてから早1年と2か月が経ちました。
開始当初は私自身もテンパることが多々あったのですが、最近は少し余裕も出てきまして
会員の皆さんには柔術技以外にも簡単な突きや蹴りの練習など、指導内容を充実させている感じです。
なぜ合気道で突きや蹴りを?と思うかもしれませんね。
というのも、現代において合気道の技を型通りに行うタイミングはあまりない、
というより少し難しいと感じています。
合気道は元々、対武器や自分が武器を持っている状態から柔術に移行する技術がほとんどです。
この現代日本において、刀レベルの武器で襲われたり襲ったりすることは、
特殊な職業や生き方をしていなければ、まずありませんよね。
基本的にはパンチやキックといった徒手、精々ナイフのような短刀相手になることでしょう。
であれば、合気道の技自体もある程度、現代風に出来るようになることが必要だと感じています。
とはいっても基本を学ぶには昔ながらの古典的な練習形態の方が適しているとは思うので
それはそれで習得してもらっています。
そこからある程度、基本が身に付いたうえで、現代的なパンチやキックに対して
合気道の技で制圧できるようになると現代にマッチした護身術として合気道を使用できることが理想形のひとつになります。
ですが、優武館のメンバーはほとんど武道や格闘技の経験がなく、
突きや蹴りのやり方(身体の使い方)を知ってる方はいませんでした。
なので、その現代的な合気道の技を練習する前段階として
突きや蹴りのやり方を知っておくことで、そういったシチュエーションの練習ができるようになります。
そんなわけで優武館では突き・蹴りの練習も始めているわけです。
ただ、ポイントとしてお互いが臨戦態勢からの「格闘」を行いたいわけでなく
相手が向かってきた一瞬を取り押さえる「護身」を目指したいので
あくまでもその練習のための打撃練習といった内容です。
私自身、幼少期のフルコンタクト空手の動き方を未だに覚えているので
それが少しは皆さんの技術向上の肥やしになれば良いなと感じている次第です。
といった感じの最近の話でした。
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