色んな分野に使える武術の教え「先に開展を求め後に緊凑に至る」

この言葉を知っているあなたは多分中国武術を少しでも知ってる方ですね(予言)

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というわけでこのタイトルの「先に開展を求め後に緊凑に至る」という言葉ですが、

元は中国武術の言葉です。

意訳すると、「最初は大きくやっていって、段々と小さくまとめていきなさい」という教えです。

中国武術的によく聞く話ではたしか「最初は動作を大きく全力で技を放って威力を高めていき、最終的には同じ最大威力を保ったまま動作を小さく鋭くしていき隙を無くしていく」といった感じだったと思います。


この考え方は武術だけでなく様々な事象においても同じ考えが出来ます。

例えばこれからビジネスを起こす場合、

1つのビジネスにコストを全力を注ぐと失敗すると取り返しがつかなくなる可能性があるから始めは複数を手広く低コストでやっていき、そこから取捨選択して一番上手くいったものにコストを集中していく、といった考え方。


例えば人との付き合いも同様に

まずはいろんな方々と知り合っておいて、そこから自分と相性の良い方と良い関係を深めていく、という考え方。


例えば創作活動をされている場合、

自分の好きな作家さんだけを見て影響されて作品を手掛けるよりも、古くから存在する名作や無名の作家さんの作品、はたまた小説とは異なるジャンルの絵画、音楽、スポーツを経験だけでもしておくとそれが実体験として自身の作品に落とし込むことが出来るかもしれません。


などのように、最初からフィルタリングを掛けないで、最初は手広く受け入れていくと最後には価値があるものが残ってくるといった感じでしょうか。


もちろん武術や格闘技においても同じように、最初から1つの種類に固執してそれこそが世界一だと考えてしまうと視野が狭くなってしまうので、本当にやりたい分野の中でテーマは持ちつつも食わず嫌いせずに他の分野も体験くらいはしておくと自分の中に経験として残り、後々役に立ったりするかもしれません。


広い意味ではこのような感じで色々と使えるかもしれない考え方ですし、合気道という一つの分野においても例外ではありません。

技を行う時、初心者さんほど最初は大きくゆっくり動いてもらいます。

これをすることによって人体の関節の可動域を何となくでも知ることができ、また大きく動くことで相手の重心を崩しやすくなります。

そこから上級者になるにつれて相手の身体の関節をどう曲げれば、どう捻れば、どう重心を崩せば効果が出るかが少しずつ分かってくるので、初心者の頃の大きな動きから無駄な軌道や動きを削っていき、小さな最短距離の動作で効果の出る技を使うことが出来るようになるでしょう。


この考え方がすべてにおいて正解であるとは思いませんが、個人的に様々なことを始めるうえでかなり大事な考え方なのではないかなと思っています。


もしかしたら合気道もこの記事をご覧のあなたにプラスになることがあるかもしれませんね。

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